
省エネ検討WEBサービスで、非住宅プロジェクトの性能検討を手軽に始めることが可能です。
2025年度以降、すべての新築建築物が省エネ基準への適合を義務付けられました。さらに2030年には基準は高くなり、省エネ性能向上への対応が求められます。
省エネ検討WEBサービス は、これからの非住宅建築物の設計で、カンタンで手戻りのないフローを実現します。
専門知識がなくても、Webブラウザ上でガイダンスに沿って入力するだけで、モデル建物法の計算方法に基づき、建物の外皮性能(BPIm ※1)を何度でもシミュレーションできます。
さらに省エネ適合判定に必要なExcelシート(WEBPRO入力シート ※2)の作成までをスムーズに行えるため、省エネ計算の初期検討にかかる負担を大幅に軽減し、後からの手戻りを防ぎます。
これまで外注に頼るしかなかった初期検討が、自分自身で手軽に行えるように。さらに、時間とコストを削減し、もっと創造的な設計に集中できる環境を提供します。
建物の省エネ性能を高める上で、最も重要なのは外皮性能!
省エネ性能の高い設計を目指すには、建築物の断熱性能に大きく関わる外皮性能の向上が不可欠です。 デザインに大きく影響する窓や、外壁などの省エネ性能を設計の初期段階から確認しておくことが、省エネ設計の新しいスタンダードです。
省エネ検討WEBサービス 4つのPOINT
1. 無料で使える
プロジェクト数や計算回数に制限はありません。複数プロジェクトで、複数の案を納得いくまで何度でも検討できます 。
2. Webだけで簡単
専用ソフトの購入やダウンロードは一切不要。インターネットに接続されたパソコンさえあれば、いつでもどこでも利用でき、法改正にも自動で対応します 。
3. 簡単な入力方法
画面のガイダンスに沿って、簡単に入力できます 。さらに、登録済みの建材情報を使えば、カタログがなくても精度の高い性能シミュレーションが可能です。
4. データ共有・共同作業
複数人でのデータ共有・共同作業が可能。設備設計担当者や、省エネ計算会社などのプロジェクトメンバーを簡単に招待でき、コミュニケーションがスムーズになります。
省エネ検討WEBサービスで実現するワークフロー
従来は、設計の後半フェーズに全仕様が決まった段階でしか省エネ性能を確認できませんでした。
設計の後半フェーズで「基準値未達」や「性能向上」などの課題が見つかると、設計変更に多大な時間とコストがかかります。
省エネ検討WEBサービスを設計初期から活用すれば、省エネ性能の目安を把握しながら計画を進められます。無料で何度でも計算でき、省エネ基準をクリアしたデザインの可能性を最大限に広げることができます。
こんな使い方がおすすめ!
1️⃣ 企画設計やボリューム検討段階の簡易な形状で、想定の窓や断熱材などを入れてBPImを確認。
2️⃣ 設計や仕様変更における省エネ性能の確認も簡単に。 3️⃣ 設備設計士や省エネ計算会社とコラボレーションして、性能確認しながら設計を進める。
アカウント登録後の操作の流れ
▼ STEP 1 新規プロジェクトの作成
「省エネ検討WEBサービス」メニューを選んで、利用規約に同意します。
「新規プロジェクト作成」ボタンを押して、プロジェクトのスタートです。
▼ STEP 2 基本情報の入力(様式A)
①検討したい建物の基本情報を入力。
②建物の所在地や、建物用途を選択。
③省エネ計算対象部分の床面積・階高なども入力。
※わからない項目は、?マークをクリックすれば、解説が確認できます。
▼ STEP 3 外皮情報の入力(様式B1〜3)
事前登録されている建材情報を使いながら、 ①窓(開口部)や ②断熱材などの情報を入力。
③方位ごとに外気に接する外壁・屋根・床の面積を入力します。
▼ STEP 4 省エネ計算結果の確認
「省エネ計算の実行」のボタンで、画面上に省エネ計算結果が【数値】と【達成・非達成】で、わかりやすく表示されます。
省エネ適判申請用のPDFや、WEBPRO入力シートExcelのダウンロードもできます。
▼ STEP 5 計算結果をチームメンバー共有
「メンバー招待・追加」ボタンから、計算内容を共有したいメンバーを招待できます。
アカウントを持っていないメンバーにも、招待ボタンから招待メールを送信することで、アカウントを登録後、同じプロジェクトで作業することができます。
もっと詳しい操作方法はこちら
よくあるご質問
さぁ、今すぐ省エネ検討WEBサービスで気軽に省エネ計算を始めましょう!
BIM sustaina for Energy 無料アカウントでできること
Point 1 初めての省エネ計算も、手間なく安心!
省エネ検討WEBなら・・
省エネ計算が初めてでも、入力欄には必要なガイダンスがあるので、迷うことなく入力が進められます。さらに、省エネ性能検討に欠かせない「窓」のデータはすでにプリセットされており、余計な作業は必要ありません。
BIMサステナなら・・・
BIMをアップロードすれば、省エネ計算(モデル建物法)に必要な面積拾いなどはもちろん、手間のかかる省エネ適判申請書類の作成も効率化できます。
Point 2 納得いくまで、何度も計算。
無料で始められます。 さらに、計算回数は無制限なので「この仕様も検討してみたい」と思ったときも、追加コストを気にせず、すぐに性能を確認できます。 ※BEIm算出には様式Cの入力が必要です。
Point 3 ツールだけじゃない。「学び」も無料。
省エネ計算の「はじめの一歩」は、ツールだけでは踏み出せません。ZEB・省エネのイマを学べる「ZEB Lab.Talk」や豊富なセミナー動画ライブラリ、省エネに関するセミナーも随時開催しており、すべて無料で利用可能です。
🎥見逃してしまったセミナーは、ログイン後の「省エネ・ZEBを動画で学ぶ」よりすべて無料でアクセスできます。
※1 外皮性能(BPIm / Building Performance Index for the envelope):モデル建物法の計算方法に基づき、建物の外皮(外壁‧屋根‧窓など)の断熱‧気密性能をもとに算出する外皮性能指標。なお、省エネ適合判定(省エネ適判申請)では、外皮性能に加えて、設備や一次エネルギー消費量も含めた BEIm(Building Energy Index for modelbuilding) が正式な評価指標として用いられます。
※2 WEBPRO入力シート:国土交通省が提供する建築物省エネ法の一次エネルギー消費量算定プログラム(WEBPRO)用の入力ファイル。建築物の外皮仕様‧設備仕様などを入力して、省エネ性能(BEImなど)を算定‧申請するために用いられます。